曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2020.03.30

袈裟詩

江戸時代末期

新潟県三島郡出雲崎町

山本以南の長男として1758年誕生。

号は大愚

名は良寛。

禅僧であり、

詩僧でもあった

良寛さんによる

お袈裟の詩があります。

 

 

『大哉解脱服  (大なるかな解脱服)

無相福田衣    (無相福田衣)

仏々方正伝    (仏々方に正伝)

祖々親受持    (祖々親しく受持す)

非広復非狭    (広きに非ず復狭きに非ず)

非布也非糸    (布に非ず也糸に非ず)

恁麼奉行去    (恁麼に奉行し去かば)

始称衣下児    (始めて衣下の児と称せん)』

 

 

【たとうる術もないこの大いなる袈裟、解脱の服。

田相にかたどり、有無執着を超越した袈裟。

仏から仏へと間違いなく伝えられ、

高祖方も絶えず身のそばに置いて大事に護持して来た。

広い狭い、大きい、小さいなどの問題ではない。

でき上がった袈裟は布か絹かも関係なく、それは袈裟そのものである。

さて、それでは仏弟子としてはどのようにして生き、修行すればよいのか。

このままで本当に袈裟を身に着けた仏弟子といえるのであろうか。】

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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