曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2020.04.21

普回向(ふえこう)

回向とは、回らし向けるということで、

お経などの功徳を広く回らし向けて、すべての生きとし生けるものの幸せを願う言葉です。

普回向

願わくは此の功徳を以って普く一切に及ぼし、

我等(われら)と衆生(しゅじょう)と、皆共に仏道を成(じょう)ぜんことを。』

〈意味〉

この読経の功徳を広く一切の仏・菩薩・神々や諸々の精霊に回らし向けます。

私たち人間をはじめ、生きとし生けるものすべてが、仏の道を成就することが出来るように心から願います。

回向の後には、略三宝(りゃくさんぼう)と言う次の言葉もお唱え致します。

【略三宝】

十方三世一切諸仏(じーほーさんしーいーしーふー)

諸尊菩薩摩訶薩(しーそんぶーさーもーこーさー)

摩訶般若波羅蜜(もーこーほーじゃほーろーみー)

〈意味〉

十方とは、東西南北の四方と、東南・西南・東北・西北の四維、上下のの空間のことをいい、

三世とは、過去現在未来の時間をいいます。

あらゆる空間・時間にわたるすべての仏さまを讃えます。〈仏〉

諸々の尊い菩薩さまと、教えに生きる方々を讃えます。〈僧〉

大いなる般若波羅蜜・仏法の智慧を讃えます。〈法〉

 

<奈良 興福寺 弥勒如来坐像>

このように常日頃から仏・法・僧の三宝を敬い讃えることが大切なことです。

 

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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