2020.04.17
遺経とは、
「仏遺教経」(ぶつゆいきょうぎょう)を略した呼び方
または、
『仏垂般涅槃略説教誡経』(ぶっしはつねはんりゃくせっきょうかいきょう)を略した呼び方です。
このお経は、お釈迦さまが最期に説かれた教えを記された経典とされております。
後半の部分を「八大人覚」(はちだいにんがく)と呼び、
涅槃に至るために守るべき八種の徳目が記されております。
大人(だいにん)とは、修行を円満された仏のことです。覚りをえるための八種の徳目=涅槃に至れる
お釈迦さまの遺された教え法門は、私たちを導いてくださいます。
「八大人覚」の八種の徳目とは、
1、小欲(しょうよく)とは、求むることが少ないこと。欲望や貪欲が少ないこと。
2、知足(ちそく)とは、足りていることを知ること。
3、楽寂静(らくじゃくじょう)とは、涅槃を求めるのであれば一人静かな時、場所を持つこと。
4、精進とは、日々努力を怠ることなく重ね、その時その時を大切につとめること。
5、不忘念(ふもうねん)とは、自分の生き方の信念を決め、それを心に定め忘れずにつき進めること。
6、禅定(ぜんじょう)とは、心しずかに調えること。
7、智慧(ちえ)とは、悟りの智慧を得ること。
8、不戯論(ふけろん)とは、無意味だったり、無益な議論などから離れること。
以上の内容であり、
八種の教えが解かれている内容の遺経の中の
八大人覚です。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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