曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2019.11.04

木のお魚

お寺の本堂にはお経の拍子を取る木魚があります。

また、修行道場には食事の時間に打ち鳴らす
木製の大きな魚(魚鼓ほう)が
吊り下げてあります。

毎日食事の三度
同じく木の棒で打ち鳴らしますので
どんどん削られていきます。

これは食事等の合図に用います。
なぜお寺にお魚?と思われるかも知れませんが、
昔の人は「魚は眠らない」ものと思っていました。
(まぶたがないので目は閉じませんが、本当はねてますよね)
魚は眠らないのですから
僧侶への戒めとして、
「魚のように寝ないでいつも動き回り、目覚めなさい。
昼夜関係なく、日常の全てが修行である」と、
戒めを込め毎日木魚を打しています。

お寺にお参りの際は木魚をよくご覧下さい。

探しても探しても木魚だけの写真ありませんでした。

後日本山や、専門僧堂へ行きますので
撮影させてもらいたいと思います。

二匹の龍が両方から一つの玉(煩悩を表す)を
くわえている形で、
他は魚の鱗が彫ってあります(龍頭魚身)
中はくり抜いてあって空洞です。
音の響がよく、心地よい音色がします。
ばいも木魚に合うものがあります。
私は、反発がある物が好きです。

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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