曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2018.12.31

平成最後の大晦日

除夜の鐘は一年の終わり。
大晦日(おおみそか)につく鐘のことをいいます。

晦日みそかの「晦」という字は、暗いという意味です。
晦日は、一年で最も光のない暗い日ということになります。

仏教では、光のない闇の世界を無明(むみょう)といい、
煩悩(ぼんのう)のことを指します。
「除夜(じょや)」とは、文字どおり夜を除くことで、
108あるといわれる無明の煩悩の闇を、
鐘をついて一つ一つ除いていき、
新しい年の輝ける希望の光を迎えるのです。

除夜の鐘ですが、どのような理由で始まったのかと思って調べてみました。
この日に鐘を108回撞く意味については諸説あるようですが、
一番良く知られているのが、108という数が人の煩悩の数であり、
これを消除するためであるとされております。
または、1年の12ヶ月+24節気+72候を合わせて108とする説もあるようです。
ですがこれだと、108という数は煩悩ではないことになりますけどね。

撞き方ですが、
まず鐘に向かって合掌一礼します。
「鳴鐘の偈(めいしょうのげ)」として
「三塗八難 息苦停酸 法界衆生 聞声悟道」
(さんずはーなん、そっくじょうさん、ほっかいしゅじょう、もんしょうごどう)がありますので、それを黙念してから打ちます。
108回のうち107回は旧年のうちに撞き、
残りの1回を新年に撞くとされています。

また、本来108回の鐘は除夜だけでなく毎日朝夕撞かれるべきものでありますが、普段は略して18回に留められます。

皎月院には鐘楼堂はありませんが、
毎年大晦日11時過ぎより本堂にて2年参りとして
法要をさせていただいております。

来年もどうぞよろしくお願いいたします(^人^)

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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