2020.09.24
「五戒」(ごかい)とは、
男女を問わずに、在家の信者が守るべきとされる基本的な五つの戒(いましめ)のことです。
一、不殺生戒(ふせっしょうかい)
無益な殺生はしないことです。
生き物を悪意を持って殺してはならないことです。
ニ、不偸盗戒(ふちゅうとうかい)
他人のものを故意に盗んではいけないことです。
不正な利益や所得をはかってはならいのです。
三、不邪婬戒(ふじゃいんかい)
不道徳な性行為を行ってはいけません。
性に溺れて自身を見失しなっては特にいけません。
四、不妄語戒(ふもうごかい)
嘘をついてはいけません。
他人に偽りのことを語っては良くありません。
五、不酤酒戒(ふこしゅかい)
お酒で心を乱してはいけません。
迷いの末に、お酒に溺れてはいけません。
お釈迦さまが最後のご説法で語られたとされる
「仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせっきょうかいきょう)」これを『遺経(ゆいきょう)』と、
略して私たちは言っておりますが
このお経の冒頭に説かれていることは
「戒を尊ぶ」ことです。
「汝等比丘(なんだちびく)、我が滅後において、当に波羅提木叉(はらだいもくしゃ)を尊重(そんぢゅう)し、珍敬(ちんぎょう)すべし。
闇(あん)に明(みょう)に遭い、
貧人(びんにん)の宝を得るが如し。
当に知るべし、此れは則ち是れ汝が大師なり。
若し我れ世に住するとも、此れに異なることなけん」
まず「波羅提木叉」とは
インドの言葉で「戒律(かいりつ)」を意味します。
【私が死んだ後は、私の残した戒律を大切にお守りなさい。それは闇夜の光明であり、貧しい人にとっては財宝でありましょう。この戒律こそ、あなたや皆さまの大いなる師です。もし私がこの世に生きていたとしても、この戒律以上のことを皆に教えることはもうありません」
この戒律は、自分が正しい行いをするためにありますが、同時に他の人のおこないを妨げない、そして邪魔をしないということでもあります。
最近では
「バレなければよい」との風潮がメディアを通してでも特に蔓延している現状でありそうですね。
お釈迦さまの教えである
「五戒」を当たり前のこととしていただき、仏教徒としての正しい教えを受け止め、謙虚に歩んで行きたいものですよね。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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