曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2019.06.22

枕飯

「枕飯」(まくらめし)
「一膳飯」(いちぜんめし)
亡き人へ、ご飯を炊いて
茶碗に山盛りのご飯にしてお箸を中央に立てて供えます。
(浄土真宗や神道ではお供えしません。)
お亡くなりになられた方が、
この世で最後の食事をするという意味をこめてお供えします。

死者は、これを食べて「三途の川を渡る力」とするとも言われます。
また昔の人は、死を「恐れ」や「穢れ」と考えていましたので、
ご飯を炊く際にも「別火」(べっか)と言って、
家庭内の釜は使用せずに、
家の外で石などを利用して臨時の釜を造りお米を炊きました。
枕飯はあの世まで持って行くという意味があり、
土葬の時は墓地まで持っていて供えしますが、
最近は火葬ですので出棺の時に茶碗を割り
今生との縁を切ります。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

カテゴリー

最新の投稿

アーカイブ