2018.12.23
本日は平成最期の天皇誕生日です。
天皇陛下は23日、85歳の誕生日を迎えられました。
これに先立ち、皇居・宮殿で記者会見し
「天皇としての旅を終えようとしている今、象徴としての私の立場を受け入れ、支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝する」
と述べられた。
約4カ月後の退位の日まで
「憲法で象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながら、
日々の務めを行っていきたい」と決意も語られました。
長きに渡り多忙な公務お疲れさまでした。
もうひとふんばりですが、
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
2018.12.23
帰家穏坐(きかおんざ)
大本山總持寺を開かれた瑩山(けいざん)さまは
「坐禅は正に家に還ってから穏坐する」
と示されております。
様々な煩悩のなかをさまよう生活から脱して
坐禅にはげみ、本来具えている真実の姿(家)に帰り来て
そこに安住することを云う
2018.12.22
本日は一年のうちで最も昼が短い日です。
今夜はかぼちゃを食べ、
柚子を湯船に入れての入浴。
なぜ冬至にかぼちゃを食べると長生きするとか、
風邪をひかないなどと言われるのだろうか。
調べましたら、かぼちゃは冬でも食べられる数少ない野菜のひとつで、
夏に収穫されたものを貯蔵して、食べられていました。
野菜の少ないこの時期には、大切な栄養源でした。
かぼちゃには、ビタミンAを始めとするビタミン類が豊富に含まれ、
貯蔵することにより、でんぷん質が糖分へと分解され、
より甘く美味しくなるそうです。
栄養豊富で貯蔵性もあるかぼちゃは冬を乗り切るための
大切な食材なのです。
永平寺での典座(厨房)にも沢山のかぼちゃを頂き
この時期にはかぼちゃ料理が良くでました。
柚子湯は
昔は今と違って毎日のようにお風呂に入らなかったので、
お湯に浸かる事自体がお浄めの意味がありました。
そこにさらに香りの強い柚子を入れる事によって、
邪気を払うといった意味もあったようです。
また、融通が効く湯治=柚子が効く冬至
と言った語呂合わせもあったようですね。
2018.12.21
「応量器」展鉢(おうりょうき てんぱつ)
応量器とは禅僧が食事の際に使う漆器です。
さじや箸などの食器と、五つの鉢が袱紗で一つに包まれています。
展鉢では、器の並べ方や扱い方に作法が決められております。
私が修行に行きました永平寺の僧堂(坐禅堂)は、
基本修行僧以外は入る事ができません。
展鉢は、誰かに見せる為でもなく、
ただ「食」を参究することでできたものかもしれません。
また、食べものを全て頂いた後は、
その鉢 器でお茶を飲み、お湯を注いで使用しました器を洗います。
そのお湯の半分から2/3ほど
皆より桶に集め、集まったものは近くを流れる小川に還します。
鉢に残ったものは全て頂きます。
この作法を覚えることが最初はとてもとても大変でした。
毎度必死でしたので、全く食べた気がしませんでした(汗)
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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