曹洞宗 常圓山 皎月院

仏教 行事

2021.08.14

牛と馬

12日の夕方もしくは13日がご先祖さまをお迎えする迎え火を焚きます。その灯りに導かれ自宅へと脚の速い馬に乗られ戻ってきます。また、帰りには多くの荷物を乗せゆっくりと歩く牛に乗られます。

今年は亡き弟の初盆と言うことで

姪と甥により作ってもらいました。

ありがとう 合掌

発想が素晴らしいです。

 

 

行事 季節

2021.08.11

お盆の提灯

8月10日【39度超え】

八王子のアメダスでは

14時8分に39.0度を観測しました。

なんと昨年の2020年8月11日の最高気温史上1位だった39.3度に迫るようでした。

熱中症の予防や対策を確実にしましょう。

この暑さですが

間もなくお盆を迎えます。

初めてお迎えするお盆を

「新盆にいぼん・初盆はつぼん」と言っております。

初盆を迎えます方々は、精霊棚(しょうりょうだな)をご用意されましたり、提灯をご用意されるかと思います。

昔は、親しい方々が提灯や盆菓子などを贈る習慣がありました。最近では、お線香や生花などが増えているようにも思います。親しい人やお世話になった人へ何かお供えしたいという追慕の思いのあらわれになります。

提灯は、精霊の送迎の意味だけではなく、亡き方が安らかに成仏してほしいという祈りと、今までの感謝の気持ちを灯す供養の方法の1つでもあったのかもしれません。

ご参考までです。

囲いなどは私のお寺でもしておりません。

仏教

2021.08.09

仏教13宗派

8月9日は長崎市へ原爆が投下され76年目となりました。今年も式典には1割ほどの500名が参加され核兵器廃絶、亡き方への冥福を祈られました。

 

以前の仏教伝来の続きですが、

平安時代に天台宗の最澄、真言宗の空海により日本国内で幅広く受け入れられ基盤が築かれました。

鎌倉時代になりますと、天台宗の比叡山延暦寺などで修行された僧が、教えや経典を求めその信念から自らが宗祖として登場してきます。

浄土宗の法然の登場により仏教が国民の大衆化となりました。それにより浄土系の宗派として、融通念仏宗の良忍、法然のお弟子の親鸞による浄土真宗、時宗の一遍のそれぞれが教えを広められました。

臨済宗の栄西、曹洞宗の道元禅師さまは、それぞれ中国の宋へと海を渡り教えを悟られ帰国され、禅の教えは民衆の生活内や武士の間で広まっていきました。

法華経の教えを貫いた日蓮宗の日蓮

鎖国が撤廃された江戸時代、中国の明から来日された隠元による黄檗宗が最後の宗派です。

以上、日本の仏教13の宗派が戦前の政府に公認されていた宗派となります。

今現在では13宗の160派もあるそうです。

ちなみに曹洞宗は大本山が2つ【永平寺】【總持寺】とありますが、派などはありませんのでお間違えなくよろしくお願い致します。

お香

2021.08.08

お線香

お盆に向け只今お線香作成中です。

今回は、香木とされている沈香のタニと白檀をメインにしております。

沈香には甘めのシャムと辛めのタニとありますが、白檀も含め大変貴重な香木となってきております。他にも天然の香料である丁子や甘松、かっ香、大茴香などなど調合しました。香り豊かな天然100%のお線香をつくりました。

 

 

禅のことば

2021.08.07

手を合わせてしまう

今年の8月6日は

広島へ原子爆弾が投下され76年目となりました。

核兵器廃絶は永久の平和を求める私たちの切なる願いであり、戦争とはあってはなりません。

皆が平等に幸せになるために生まれてきたこそだからです。これからも笑顔でいられるように心から哀悼の意を表します。

 

 

夏の空

平野台地からのぞむ山々の荘厳な姿は、

季節ごとに美しく人々を魅了してやみません。

荘厳とは

美しいばかりではなく威厳があって気高いことをいいますが、

仏教の言葉では荘厳をそうごんではなく【しょうごん】と読んでおり対象が違います。

荘厳とは、仏さまのおられる場所のお堂の中にある飾りを指します。

古いサンスクリット語ではアランカーラやヴューハのと言い、装飾や配置を意味する語でしたが、漢訳後に堂舎や国土などを飾ることとと意味が変化しております。

今では、仏前の飾りの総称で、荘厳具ぐといえば仏前を飾る物となっております。

ですが、

立派な山も荘厳を感じさせるように、私たち人にも荘厳さが大切です。

人に美しさ、気品を感じるのは、人格からあふれ出る顔や仕草などの表だったものです。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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