曹洞宗 常圓山 皎月院

お香

2021.06.25

白檀

白檀(びゃくだん)とは

お香の世界で決まっている香木には

「沈香じんこう」と「白檀ひゃくだん」の2種類がまずあります。

一般的には香木と言いますと

香りのする木を言うようです。

沈香と白檀は、宗教的に最も多く使われてきまして、お釈迦さまの誕生前から使用され、お釈迦さまが亡くなられた際、荼毘に(火葬)ふすさいにも使用されたと言われております。仏教的にもとても大切な香木であり、沈香と白檀をそれぞれ使用しても芳しく、また希少価値も高いものなので今まで大切にされてこられたと思います。(今ではワシントン条約で取引は制限されております)

白檀は、木の全体に芳香があり使用することができる木ではなく(沈香も)芯の部分や根っこの部分のみ芳香があるので、ほんと一部分なのです。しかも、白檀の持っている油分である樹脂が、大切です。香りの強い部分はやはり根っこです。私たちは「根木ねぎ白檀」とも言っております。

これが根木白檀です。

(私が学んでいるお香屋 薫物屋香楽さんのです)

https://www.m-karaku.com/

合成的に作られている香料として「サンダルウッド」とも呼ばれております。

私は、お参りのお線香やお焼香の時には必ず使用しておりますので、白檀の香りも、ぜひお参りと一緒に記憶として頭の片隅にと思ってもおります。

あすは、お寺にて除虫菊をメインで使い、他の各種香料を調合して

虫除けのお線香を作ろうかと思っております。

 

境内整備 ご案内

2021.06.22

仮本堂

年内本堂改修工事となりますので

期間中の皆さまの法要は

仮本堂で行わせて頂きます。

ご理解ご協力よろしくお願い致します。

事故や怪我なく

無事に工事が円成なることを祈念し

皆さまどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

 

ご案内

2021.06.21

夏至

6月21日は夏至であります。

八王子では、日の出時刻が4時半前後

日の入りも19時過ぎです。

なので夕方の17時はまだまだ暑かった夏至の日でした。

皎月院の本堂基礎改修工事に伴いまして

すべての物を運び出し、

一仏両祖や他の仏さまも暫し御遷座に

22日から本格的に金剛組により着工となります。

何もなくなってしまった本堂はとても寂しい感じがします。

禅のことば 曹洞宗

2021.06.20

三帰 仏法僧

私たちが今この時代のこの場所に

素晴らしいご縁を頂き

生を受けることが出来たのは、

多くのご縁と命をつなぎ続けてくださった

ご先祖さまがいたからこそです。

亡きご先祖さまへの感謝のお参りと共に

『三帰戒』さんきかい

南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧

(なむきえぶつ なむきえほう なむきえそう)

『三帰依』さんきえ

自帰依仏 自帰依法 自帰依僧

をお唱え致しましょう。

ほかにも

『南無釈迦牟尼仏』なむしゃかむにぶつ

『南無高祖常陽大師』なむこうそじょうようだいし(道元禅師)

『南無太祖常済大師』なむたいそじょうさいだいし(瑩山禅師)

の一仏両祖(いちぶつりょうそ)もぜひお唱え致しましょう。

 

 

禅のことば 曹洞宗

2021.06.18

食事の偈文

曹洞宗では食事をいただく前に唱える

大切な偈文があります。

「五観の偈」(ごかんのげ)

(「観」とは、心の眼で観ることを意味します)

 

◉一つには、功(こう)の多少(たしょう)を計(はか)り 彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る

【感謝】

目の前にある食事が出来上がるまでを思い、その食材がいかにして自分の前に出されたかの経路を思い直す。また食材となった他の生命(いのち)の犠牲の上に人間・私たちの命が成り立っているということを理解し感謝しようということ

 

◉二つには、己が徳行(とくぎょう)の 全欠(ぜんけつ)を忖(はか)って供に応ず

【反省】

多くの人の努力と供養によって食事を得ているが、自分がこの食事を受けるに足りる正しい行いをしているかどうかということ

 

◉三つには、心を防(ふせ)ぎ過(とが)を離るることは 貪等(とんとう)を宗とす

【修行】

迷いや過ちを犯さないように、貪り・怒り・愚かさの三つをなくすようにと心がけることをいう

 

◉四つには、正に良薬を事とするは、形枯(ぎょうこ)療(りょう)ぜんが為なり

【目的】

食事というものは良薬である。身体を維持し、瘦せて衰弱することを防ぐ故の為に、大切にして良薬としていただくということ

 

◉五つには、成道(じょうどう)の為の故に 今此の食(じき)を受く

【誓願】

仏道を成就するという目標・目的の為にも、身体を養う食事をしっかりといただきましょう

 

こちらは、ご法事、祥月命日で

仏さまへ上げるお膳の例えの

御霊供膳(おりょうくぜん がなまり、おりくぜん)です。

肉や魚、五辛(ごしん)の

にら・らっきょう・ねぎ・にんにく・はじかみを使いません。

基本的には、ご飯・味噌汁・煮物・和え物・漬物です。

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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