曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2021.03.04

一大事

『法華経方便品』より

一大事とは今日只今の心であります。

もっとも大切、大事なもの。

と言う意味でありますが、

大切な事は人間としての完成であります。

それは、無生心になることが大切なのです。

今現在、心だけでは生きていけない。食べていけない状況のような時代ですが、それでもそれぞれ皆さまの心こそとても大事なのです。

どのようにして利を得るか、どのようにしたら今まで通りにできるか。

確かにとても重要なことではありますが

自然や環境、これからのことも考え

立ち止まり考え

一番大事なものは

と考えて行きましょう。

禅のことば 修証義 道元さまのお言葉

2021.03.02

弥生

3月となりました。

道元禅師さまは

「行持ある一日」を尊ばれました。

「行持ある一日」とは、

仏の教えに従いながら過ごし生きる1日を言います。

また、「1日こそ重要である」と言い

「この1日は大切にしなければならない重要な宝物である」とも言われます。

道元禅師さまの著書である

『正法眼蔵』や曹洞宗の教本である修証義5章の一文に

『この一日の身命(しんめい)は、尊ぶべき身命なり、貴(とうと)ぶべき形骸(けいがい)なり』と

【この一日の命を、仏の教えに任せて生きる、この一日のの身体を、仏の教えに従って生きる、これこそが尊いことである】

私たちは「いま」を生きています

昨日や明日といった過去や未来を思い考えてしまいますが、結局は「いま」の自分であり、自分の思いの中にあるに過ぎない。

この「いま」を大切にして参りましょう。

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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