曹洞宗 常圓山 皎月院

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御詠歌

2020.10.13

お誓い

曹洞宗の詠讃歌を

「梅花流」とし、昭和27年に正式に誕生しました。

現在のお誓いは、

梅花流詠讃歌を通して

「正しい信仰に生きます」「仲良い生活(くらし)をいたします」「明るい世の中をつくります」

の3つからなっております。

このお誓いは、やさしく簡潔にかかれていますが本当に大切なことだと改めて感じております。

お釈迦さまや両祖さまの教えを正しく学び、その教えを心の拠り所、安心(あんじん)として生きることで、他と仲良く生活ことができる。それは、自分の我を抑制しつつ、他の人を思いやる気持ちができるということです。その行いが膨れ上がると「明るい世の中をつくる」ことにまで発展できるからです。

一人一人が身近なところから少しずつ(雨粒だとしても)行うことによりそれが広く(池から湖へ)広まり広大な海となるのではないでしょうか。

 

禅のことば

2020.10.12

慈しむ

瑩山禅師さまの著書に

『坐禅用心記(ざぜんようじんき)』

があります。

その一文に

「常に大慈大悲(だいずだいひ)に住して

坐禅無量の功徳、一切衆生に回向せよ」と

瑩山禅師さまは、日頃からあらゆる人に対して慈悲のまなざしを向けております。

自分自身さえも捨てて、人々の安寧と幸福のために尽くすことを常に願っておりました。

それが母である懐観大姉(えかんだいし)が瑩山禅師さまに願い思い続けられていたことでもあります。

それは、

坐禅においても、慈悲のこころを常に忘れてはならないと皆に示された言葉であります。

札幌 浄国寺さまの月光菩薩

道元さまのお言葉

2020.10.10

意志

道元禅師さまのお言葉に

『人の鈍根(どんこん)と云ふは、

志の到らざる時のことなり。』があります。

人間が鈍根であるというのは、

志が起こっていない時のことをいうのである。と

私たちがどんなに努力しても、また周りの方に協力してもらってもどうにもならないことはあるかもしれない。ですが、

本人の努力によって変えることができる場合は、

強い志しを持って行動をしなければ変えることはできません。

道元禅師さまのこのお言葉には、

「私にはできない」

「私には能力、才能がない」

「私なんかには無理だ」

と言って諦めてしまいそうな私たちを奮い起たせる言葉、「しっかりと志しを起こして、実行しなさい」とうながしております。

札幌の浄国寺 日光菩薩&弥勒菩薩

 

季節

2020.10.08

寒露

本日10月8日は

「寒露(かんろ)」です。

二十四節季の一つです。

秋も深まりまして、雨や風も冷たくなり始める季節です。夕方以降の冷え込みがとくにたかまりますので、風邪など引かないよう気をつけましょう。

また、冬物の衣類や布団などの準備し始める目安です。

本日は特に寒くなりますね。そろそろストーブの点火です。灯油の準備や使用前の清掃や点検もしましょう。

冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。

この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えます。寒露の頃になったら、空を見上げてみてはいかがでしょう。これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。

 

奈良県 唐招提寺

禅のことば

2020.10.07

こころを養う

『ただまさに、

やはらかなる容顔をもて

一切にむかふべし』

すべての人に対してただ穏やかに優しく接す。

また、人だけではなく何事を行うにも、柔軟な表情で接する。親しい人にも苦手な人に対しても変わらずに向き合うのです。自分自身の表情が柔らかければ、周囲の人たちの表情も自然と和らぐことでしょう。

四摂法(ししょうぼう)の教え

「布施・愛語・利行・同事」です。

自分もさることながら、

ほかを思うこころを一緒に養いましょう

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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