2020.07.08
皆さまは普段足の裏を見ながら足を洗っておりますか?
かかとや土踏まず、足の指と指の間など、
道元禅師さまの本師である如浄禅師さまは、「坐禅修行の生活をする禅僧は、かならず足を洗いなさい」と指導されていたようです。
手の甲や足の甲はよく見えますし、大地に接触する機会が少ないです。逆に足の裏は常に大地を踏みしめ、掌により大地からの恵を感じております。ですが、坐禅をするには足を組みます。その時には足の裏は両方ともくるりと天の方に向き、法界定印の手を組みますと、ひらもまた天を向きます。
だからこそ手を洗い足の裏を洗うことを勧め、指導されたのでしょう。しかもそれが1225、6年頃 道元禅師さま26歳頃の話ですので大切にしなければなりません。
インド クシナガラにて
道元禅師さまの書物
『正法眼蔵』洗面の巻にて
「経行をはりて、さらに端坐坐禅せんとするには、かならず洗足するといふ。足けがれ触(そく)せるにあらざれども、仏祖の法それかくのごとし。」
このように坐禅と坐禅の間にも足の裏を洗うようにも記述され残されております。
2020.07.07
本日七月七日は七夕です。
文月となった由来は、「七夕」にあるのでしょう。
七夕で短冊に歌や願いを込めて書き、また読み書きの上達をも願ったそうです。
そして二十四節季の11番目の小暑を向かえ
本格的な夏が始まる季節となりました。
今年の大暑は7月22日のようです。
本年も九州の各地にて記録的な大雨により、甚大な災害が今なお生じております。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
微力ながらもタオルや雑巾などの物資をお送りしたく準備中です。
一日も早い復興を祈念いたします。
2020.07.05
本日7月5日は臨済宗の開山栄西禅師(1141年~1215年)の命日だそうです。
1141年に岡山県で生まれた栄西禅師、14歳で比叡山へ上り天台宗の教えを学び、
27歳の時に半年ほど、46歳の時には4年、2度も中国の宋へわたり、中国禅を学びます。
2度目の宋から戻ってくる際には、喫茶(お茶)をも持ち帰られ、禅と茶の結びつきにも深くかかわっております。
臨済宗は、『臨済録』や『無門関』『碧巌録』に示された中国禅僧の語録や提唱や言動など、
エピソードの意味を師が問い、弟子がその答えを坐禅をしながら考え導き出す。
その問答のやり取りを繰り返すことで悟りを目指す
という修行方法や考えであるようです。
臨済宗を看話禅ともよび、曹洞宗は黙照禅とよびます。
また、曹洞宗は壁に向かって坐禅をしますが、
臨済宗は壁を背にして坐ります。
道元禅師さまも(1200年~1253年)13歳で比叡山へのぼり、天台宗の教えを学んでおります。
しかし18歳の時に栄西禅師の開いた建仁寺へ入り、臨済禅の教えを
栄西禅師の弟子である明全(みょうぜん)さまより学びます。
24歳の時に、明全さんとともに宋へと向かわれます。
2020.07.01
今年の折り返し文月(ふみづき)となりました。
本日も雨です。
この梅雨の時期は、カビや食中毒などウィルスの繁殖に気を付けなければなりません。
この時期はおにぎりには梅干しが最適です。
ですが、生の梅は食べてはなりません。カリカリかも知れませんが、濃度の高い青酸が含まれているようですので、危険です。
梅干しには、疲労回復に効果があるクエン酸が含まれ、梅肉エキスには殺菌作用があります。昔から薬用や貯蔵食品として重宝されておりますね。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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