曹洞宗 常圓山 皎月院

ご案内

2020.07.31

伐採

ついに長年気になっておりました

杉、欅、楠の伐採

始まりました。

途中経過

観音さま

2020.07.29

瑩山禅師さまと観音さま

瑩山さまは、道元さまが亡くなられた11年後の1264年10月8日に(陽暦11月21日)にお生まれになられました。

瑩山さまの母である懐観大姉(えかんだいし)は、

なかなか子供に恵まれませんでした。

日頃から、十一面観音さまへの信仰を欠かしませんでした。

子供を授かりたいとの一心で「観世音菩薩普門品」を読誦礼拝され、

三十七歳のとき、瑩山さまが誕生されました。

曹洞宗梅花流詠讃歌では

「太祖常済大師瑩山禅師誕生御和讃」(たいそじょうさいだいし)とし

1番【此の世の人を 救うべき 良き子をわれに 授けよと

真心こめて 母ぎみは 観音菩薩に いのらるる】

3番【誓願(ねがい)かないて 生まれしは 世にもめでたき 御子にして

救世(ぐぜ)の御姿(みすがた) おのずから そなわりたもうぞ 有難き】

幼少のころは、石を積んでは宝塔とみたてたり、

土いじりでも仏像を作られていたそうです。

常日頃から観音さまへの信仰が当たり前であったと見受けられます。

13歳で永平寺二世の懐弉さまの最後のお弟子として得度をされ、

懐弉さまが亡くなられたあと、三世義介さまのもとで修行され

25歳のとき観音さまと同じ誓願『大悲の弘誓』(だいひのぐぜい)を立てられました。

それは、”生きとし生けるすべての衆生を救うまでは、仏にならず菩薩のまま救済し続ける”ということです。

瑩山さまは母が87歳でお亡くなりになられると、

祖母や母が日々手を合わせ礼拝しておりました十一面観音さまを本尊とする

円通院を建立されました。「円通」とは、観音菩薩の別名称でもあります。

 

 

観音さま

2020.07.24

オリンピック延期

昨日から東京オリンピック開催予定でしたが、一年後ということに。

コロナの終息がつかない今、スポーツが大好きな私には開催には賛成も反対もできないです。情けないです。

観音さまをはじめ、今は仏さまの御慈悲が本当に必要不可欠なのではないでしょうか?

そのためには、一心に念ずる。一心に称名を念ずることこそが大切なのかもしれません。

 

高祖承陽大師道元禅師さまも、中国の宋へと行き来するには、一心に唱え(称え)ておりました。

それは、観音さまだけではなく、白山妙理大権現(はくさんみょうりだいごんげん)への祈りもありました。

臨済宗の明全禅師と共に航海された時に(1223年)、

『仏法大統領白山妙理大権現  貞応ニ癸末年二月ニ十四日』このように

『仏法を守護する大いなる統領、白山妙理大権現よ。われを護りたまえ』

とされ、仏さまや、菩薩さまが衆生救済のためにあらわれました。

白山妙理大権現とは、今現在でも繋がりがとても強くもっておりまして、永平寺へ修行に行く時には必ず『龍天軸』として、必要不可欠な掛軸を持っていきます。永平寺においては、白山神社への親しみがとてもあります。

その永平寺では、白山妙理大権現が守護神でもあり、毎年7月頃白山神社への(石川、福井、岐阜にまたがっております)拝島をしております。

私が登ったH13年以前は

山登りを50-60人ほどでしたが、

今ではあり得ない軽装で上がってました。

その頃はまったく軽装とは知りませんでした。

ごめんなさい。(ジャージに半袖とポンチョ)

 

白山妙理大権現さまは、道元さまが宋へと行くときに現れたようです。

そして、帰国の船では、嵐にも遭い道元さまは、静かに坐わり一心に願われ祈られたそうです。

また、白山妙理大権現だけではなく、観音さまへも祈りました。

帰国のさい、大嵐にみまわれましたが、一心に称名されたところ、観音さまが現れ救われましたそうです。

永平寺入口の一葉観音さま

 

 

 

 

 

 

観音さま

2020.07.22

六観音

曹洞宗ではとても信仰が多く、なじみ深い観音菩薩さまです。

「観音経」に説かれている「三十三応身」の他にも「三十三観音」(一部重複)

そして「六観音」や「七観音」

 

この「六観音」をこれから勉強していきたいと思います。

観音さまと同じくなじみ深いお地蔵さま。

お地蔵さまにも六地蔵さまがいます。

これは「六道輪廻」によるものです。「六観音」も同じ「六道」それぞれの世界の衆生を救うとされています。

地獄道 聖観音

餓鬼道 千手観音

畜生道 馬頭観音

修羅道 十一面観音

人間道 不空羂索観音

天道 如意輪観音

これらを「真言六観音」

不空羂索観音を准胝観音に変えますと「天台六観音」となり

両者を入れると「七観音」と言われてもいます。

 

興聖寺さまの聖観音さま

 

本日は二十四節季の十二番目の大暑です。

夕方から雨が降り始めましたが、

蒸し暑い1日でした。

お経 観音さま

2020.07.21

現世利益の仏さま 観音経6

観音さまは、怖れや災難や困難に陥っている衆生を不安や恐れを取り除く存在のため、娑婆世界では「施無畏者(せむいしゃ)」と呼ばれています。「無畏」とは、不安や恐れのない状態のことを言います。

無盡意菩薩は、自分の首にかけていた金銀や宝石がちりばめた飾りを観音さまに差し出されましたが、観音さまは受け取りません。

お釈迦さまが観音さまに、この首飾りの施し供養は、無盡意菩薩や出家、在家の修行者や、天人龍神夜叉乾闥婆や阿修羅迦楼羅(かるら)緊那羅、摩睺羅伽やすべての生き物の心をくみとり首飾りを受け取るのです。と

観音さまは、その首飾りを受け取るや二つに分け、一つはお釈迦さま、もう一つは、多宝仏塔に捧げられました。

観音さまは、自由自在の力を供え持っているのでこの娑婆世界にも来ることができるのです。

無盡意菩薩はこの後の偈にて長行の内容のことを繰り返し要約したりされて述べております。

観音さまの名前と一心に称える功徳。

「念彼観音力」の言葉による十二難からの救済。

観音さまへの礼拝の勧め。

最後に地持菩薩(お地蔵さま)が観音さまの徳を讃えます。

そしてお釈迦さまが観音さまの教えを説き終えると

多くの集まっている人々が皆正しい道、悟りを求める心を起こしたのです。

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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