曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 2019年

禅のことば

2019.03.18

永平寺法堂(はっとう)

永平寺の住持(貫主)が御説法される場所が
法堂(はっとう)です。
朝の読経から始まり、
法要の儀式がほぼこちらの法堂で行われます。
この法堂の正面に大きな額がございます。
『法王法』(ほうおうほう)

こちらを書かれたのは、
歴代の禅師さまではなく
有栖川宮幟仁(ありすがわみやたかひと)親王だそうです。
この法王法とは、従容録(しょうようろく)に書かれています。
その従容録とは、中国宋時代の公案集です。
その百則あるうちの一則に
「世尊一日堕座(しんざ)したもう。文殊白槌(びゃくつい)して云く、
諦観法王法、法王法如是と。世尊便(すなわち)下座(あざ)したまう。」

訳:お釈迦様がある日説法の座にあがられました。すると文殊菩薩が槌をカチリと打って申された。「法王の法をはっきりと確認してみると、法王の法はかくのごとし」お釈迦様は、さっと説法の座から下りられた。

この法王とは、お釈迦様のことです。
このように永平寺の法堂は、法王たる住持(今に生きるお釈迦様の応身)が
説法される場所であるので、こちらの額が掲げられているのだと思われます。

季節

2019.03.17

お彼岸

明日よりお彼岸です。
お寺でもお墓参りの生花を販売しております。
1束500円です。
どうぞよろしくお願いします。


今日もお天気が良かったので、
春ですねぇ
梅や桜もキレイに咲いてきております。

行事

2019.03.13

布教会

一泊二日間で
布教研修に来てます。
1日目は『修證義』と『現成公案』
修證義では、
私なりの考えもありましたので、
皆さまが法事などでお経として
見て、読んで、理解を少しでも
伝える義務と共に自分の勉強ですね。
先代の祖師さま方や
歴代の住職さま方に代わり
伝えたいと強く思ってます。

うまく伝えれるように考えたいと思います。

禅のことば

2019.03.09

永平寺僧堂


永平寺仏殿から僧堂の写真です。

僧堂正面上には
『雲堂』と額があります。
永平寺僧堂は、明治34年に改築されております。
間口14間、奥行10間です。
宋の天童山景徳寺の僧堂もまた「雲堂」の額が掲げられ
永平寺もそれにならったのかと思います。
雲堂とは、雲水(修行者)たちの修行道場という意味です。
雲水堂、雲水というのは「行雲流水」のごとく、
一処不住であるがゆえにということです。
ですが、永平寺での場合は心、気持ち、精神の問題として
永平寺に自分を埋めるとして
考えていただけると良いのかと思います。

ちなみに、大本山總持寺(横浜市鶴見区)の僧堂には、
「選佛場」が掲げられています。

ご案内

2019.03.09

忠魂碑

皎月院へ上がる手前にある
忠魂碑
伐採が一段落しました。
だいぶスッキリしました。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

カテゴリー

最新の投稿

アーカイブ