
2025.09.10
道元禅師さまの有名な著書『正法眼蔵』より
言葉を1つ選んでみました
「仏道をならうというは、自己をならうなり。自己をならうというは、自己をわするるなり。自己をわするるというは、万法(ばんぽう)に証せらるるなり。」

仏道を学ぶということは、本来の自分を明らかにすることである。本来の自分を明らかにするということは、自己を忘れることである。自己を忘れるとは、自分にとらわれた自分は本来なかったということを覚ることである。自己を完全に忘れると、万法が真実の自分であることがつまり、自他の枠組みの執着がなくなったことが明らかとなる。」
2024.01.27
本日1月27日の13時から15時頃まで
八王子駅前にて
能登半島地震災害支援托鉢を行ないます
上記の写真は先日の高尾山にて
曹洞宗の御開山道元禅師さまは
書物、「正法眼蔵随聞記」にて
「学道の人は先ず すべからく貪なるべし」
と申されておりました

昔は、托鉢をして
最低限の食糧や浄財などの糧を頂くためにしておりました
私たちの布施修行か
いや、最近では浄財の布施をしていただくことの仏道修行なのか、功徳を積む行ないなのか
托鉢行としてその時を
そのままつとめさせて頂きます
今回の義援金の全ては
石川県能登半島地震の被災地へと
必ず送らせて頂きます
2022.10.21
道元禅師さまは
とても素晴らしい和歌を残された歌人でもあると思います
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」
こちらの和歌は最も有名なものだと思います
良寛さんや川俣康成さん(「美しい日本の私」と題したストックホルムでの講演)も愛読されていることがわかります
道元禅師さまの大叔父には和歌を詠まれる慈円という方がおり(道元さまの母の伯父だろう 天台座主でもある)
日頃から親しまれる環境であったと想像できます
なぜなら慈円は
新古今集和歌集の編さんに関わっているからです
さらには道元禅師さまは
後鳥羽院宮内卿らと親交があったともされ
歌を詠むことは
今現在には数少ないですが
人生に欠かせないものだったのかもしれないと考えます

2022.09.15
先日9月10日は中秋の名月でした
道元禅師さまは
旧暦の8月28日に亡くなられましたが
太陽暦にしますと9月29日となります
同じく瑩山禅師さまは
旧暦では8月15日ですが
太陽暦にしますと9月29日となります
道元禅師さまは
亡くなられる前の名月の日に想いをよせ
詠まれた御詠歌があります
「又見んと 思いし時の 秋だにも
こよひの月に ねられやはする」
これが最期に見る名月なのだと想われたのでしょうか
寝られない道元さまは、
母と観た名月
出家をされた年に観た名月
比叡山で修行されていたときに観た名月
中国天童山景徳寺で観た名月
興聖寺や永平寺で観た名月
だが
今宵の名月が最期のだろうと詠まれた道元さまの最期の詠歌です


清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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