2025.03.19
各地では寒波となってますが
東京は気温が低めですが、日差しがありお墓参り日和です
お彼岸の「彼岸」とは、向こう岸のことです。
インドのことばでパーラミター
波羅蜜に由来します。
〈こころおだやかなさとりの境地〉という意味です。
仏教ではおさとりの岸に渡るには、
六波羅蜜(ろくはらみつ)を実践する事を大切にしております。
六波羅蜜とは
布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、
精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)です。
私たちがお仏壇やお墓に向かって
お参りすることはそれなりに意味があります
仏さまに お水やお花を奉るという心は
お布施(ふせ)=与えるということです
そのお花は 忍辱(にんにく)=耐え忍ぶことを表したものであり
怒りや腹立ちなどの煩悩を忍耐する、心の象徴とされています。
お線香をあげるのは、精進(しょうじん)=努力すること
お線香は一度火をつけますと、燃え尽きる最後まで持続します。
私たちも最後まで辛抱強く、努力精進する心が大切です。
お膳を供えるのは、禅定(ぜんじょう)=心の安定。
腹が減っては戦はできぬ。何よりもまず、
お腹を満たすことが大事です
そして暗闇の中(自分の煩悩や迷い)に
ホッと明かりが灯る
その明かりが 智慧(ちえ)の灯明です。
このように、仏さまに供えるものは一つ一つ
自分の心の象徴であり
左右に花と灯明、真ん中にお香
その前にお膳というように位置が決まっています
この位置が決まっていることが、持戒(じかい)=戒律です。
.日常茶飯の仏事にも、深遠なる教えが含まれています。
お仏壇やお墓に向かって 合掌礼拝することは、
「六波羅蜜を行ずる」ことになり
私たちは日頃から「修行」を行っているのです。
また、曹洞宗のご本尊・お釈迦さま
『南無釈迦牟尼佛(なむしゃかむにぶつ)』
と三度お唱えしましょう。
2025.02.03
本日2月3日は立春です
これから立夏を向かえる(5月5日)まで春となりますが
明日から今期最強寒波の到来だそうです
45年間教えを説かれてこられたお釈迦さまは80歳
おそらく生まれ故郷へと戻られていたと思います
お弟子の1人阿難(あなん)アーナンダに
(お釈迦さまの付き人であり誰よりも説法を聞いている多聞第一である)
お釈迦さまは2つの大切なの教えを説かれます
1つは、お釈迦さまはおしみなく法(教え)を説いてきた その法は知る知らないにかかわらず、多くの人を支え生かしているものである 教えた法を出し惜しみすることなく多くの人へ伝え実践すれば良いと
もう1つは、自灯明と法灯明の教えを説かれ
灯明は、1つの頼りとなる目印でしょう
心穏やかに生きることは、自分自身の問題でもあります 自分をしっかりと頼りにするように生きること またそれは、しっかりと法(教え)を頼りにする生き方の実践である と
2024.12.25
本日12月25日は
皎月院先代住職
20世文乘泰明大和尚さまの
43回忌の祥月命日にあたります
21世、現住職は文泰和彦大和尚です
ちなみに師匠である父から頂きました私の僧侶名は、和乘亨龍和尚です
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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