曹洞宗 常圓山 皎月院

道元さまのお言葉

2020.10.02

中秋

道元禅師さまの最期の和歌かと思われます。

又見んと  思いし時の  秋だにも

こよひの月に  ねられやはする

旧暦では8月15日頃中秋の名月であり、道元禅師さまは8月28日に亡くなられました。

道元禅師さまは、療養のために京都へと行かれました。今生の最期の名月。

名月に想いをよせますと、眠りにつけないでおられたのでしょう。これまでの人生を振り返られていたに違いありません。

幼少にて両親との別れ、仏道を志し出家。比叡山での修行から臨済禅を学び、栄西禅師のお弟子である明全さまと中国の天童山景徳寺へ。そこで、正師となる如浄禅師と出会い、法を受け継がれました。

日本に戻ってからは、京都にて興聖寺を開かれ、44歳で福井へ大仏寺を建立。永平寺と改名。

明全さまとの名月。如浄禅師さまとの名月。懐奘さまとの名月。多くのお弟子さまとの名月。

万感の思いをこめて

「今宵の月」を詠んだのでしょう。

中秋の名月。満月は本日10月2日のようです。

 

南無高祖承陽大師道元禅師

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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