2020.09.01
九月となりました。
私たちは日頃からお線香を香炉へ立てる時には、必ず前後左右に曲がっていないか?特に左右には注意をはらい、さらには香炉の中央へ立てるように気をつけています。
ですが、自分自身の心の状況や状態でそれがとても難しいこともあります。心静かに1つの事に集中できれば良いのですが、心が乱れているとお線香もゆがみがちです。
道元禅師さまのお言葉にも
『両手に香をささげて香爐(こうろ)にたつるなり、すぐにたつべし、かたぶかしむることなかれ。』
と
大切であることが伺えます。
お線香が例え真っ直ぐに立てたとしても、香炉や燭台など周りのもの全てが真っ直ぐでないと気持ちが悪くなってしまいます。こういった具体的なかたちを整える事によってこそ、生活のありようが正されるのだと祖父や師匠、そして永平寺での修行により教わりました。
一番手前のお焼香をする香炉が曲がってしまってます。これが特に気になってしまいます。
真っ直ぐにお線香を立てる。真っ直ぐに坐る。坐禅も心身も真っ直ぐにする大切をこの九月、お彼岸月ですので共に修行していきましょう。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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