2020.08.30
道元さまのお言葉として
『正法眼蔵』の「現成公案」より
『仏道をならふといふは、自己をならふなり。
自己をならふといふは、自己をわするるなり。
自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。』
があります。 これは
【仏道を習うということは、自己を習うのである。
自己を習うというは、自己を忘れるのである。
自己を忘れるというのは、大宇宙の真理にこの身を任せるのである。】
仏さまの生き方を身につけるということは、
自分自身とこの生きている世界を”究める”ことをいいます。
人というのは、
「自分の思い通りにしたい、思い通りになって欲しい」
という思いがあり、
思い通りにならないとき
悩みや苦しみなどの負の感情が生まれてしまいます。
また、思い通りにならない四苦八苦の悩みもです。
老いたくないのに老い、
病気になりたくないのに病におかされ、
死にたくないのに、必ず死を迎えてしまう。
人生とは何もかも自分の思い通りになるものではありません。
私たちの命もさまざまな条件によって成り立ち、その上で生かされているのです。
このように自覚することが大切であり、
仏道を学ぶということなのでもあります。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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