2020.08.30
自分のためにも汗を流す
ことはとても大切な行いです。
道元禅師さまは中国へ渡られ、おもに天童山景徳寺で修行されました。
その中で典座(てんぞ)と言う
修行僧の食事を準備する(料理人)老僧と出会いました。ある日の暑い昼過ぎ、老典座和尚が竹の杖を携え、笠も着けずに海苔を干す作業をされておりました。道元さまはその様子が気になられ、老僧と会話をされました。
道元さま「お年はおいくつですか?」
老僧「68歳になる」
驚かれながらも道元さまは「どうして若い者にやらせないのですか?」と尋ねられました。
老僧『他は是れ吾にあらず (他人は私ではない)』
道元さま「おっしゃる通りですが、何もこんなに日差しの暑い時にされなくても」
老僧『さらにいずれの時をか待たん』
海苔を干すのに暑い日差しの今以上に干すために良い時期がありますか。修行というものは、他人任せではなく、やらなければならないことは、やらなければならない時にやりましょう。それが一番大切である。
道元禅師さまの著書『典座教訓』に載っております。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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