曹洞宗 常圓山 皎月院

道元さまのお言葉

2020.06.01

水無月

今日からまた新たな月となり

身心ともにスタートです。

道元禅師さまの書物

『正法眼蔵』の「洗面」の巻に

 

【身心(しんじん)を澡浴(そうよく)して、香油をぬり、塵穢(じんえ)をのぞくは、第一の仏法なり。

新浄の衣を著する、ひとつの浄法なり。】

 

とあります。

道元禅師さまは、はじめ比叡山に登り修行されました。

比叡山での修行中、『法華経』を学ばれております。

その法華経には、「香油を身にぬり、よごれを洗い清めて、清潔な衣を身にまとえば、内外ともに清らかである。」

と説かれているようで

からだをキレイにしたり、保つことの実践は仏道の実践なのです。

ですから、お墓やお仏壇の清掃も仏道修行なのです。

お風呂に入り、からだをキレイに洗い、香油を塗り、清潔にした衣類を身に着ければ、こころの中まですっきりと清らかになるのです。

「とっても気持ちがよい」

と誰もが感じるはずです。

その感じた思いこそ仏法であり、行う行動が仏道なのです。

新型コロナウイルスの影響で大変な苦労がありますが

清潔にする心掛けが皆さまに浸透されました。

そう言えば、

「洗面の偈」という言葉があります。

【以水洗面(いすいせんめん) 当願衆生(とうがんしゅじょう)

得浄法門(とくじょうほうもん) 永無垢染(ようむくぜん)】

~水を以って面を洗わば、当に願うべし、衆生

浄き法門を得て、永く垢染無けんと~

もう一つ「洗手の偈」があります。

【以水盥掌(いすいかんしょう) 当願衆生(とうがんしゅじょう)

得上妙手(とくじょうみょうしゅ) 受持仏法(じゅじぶっぽう)】

~水を以って掌を盥(あら)わば、当に願うべし、衆生

上妙の手を得て、仏法を受持せんと~

気持ちの良い生活が早く戻ること願います。

 

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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