2022.03.08
道元禅師さまの著書
『普勧坐禅儀』(すべての人びとにあまねく勧める坐禅の仕方)1227年
「然れば則ち、上智下愚(じょうちかぐ)を論ぜず、利人鈍者を簡(えら)ぶこと莫(なか)れ。専一(せんいつ)に功夫せば、正に是れ弁道なり。修証自(おのずか)ら染汚(ぜんな)せず、趣向更に是れ平常なる者なり。
凡そ夫れ、自界他方、西天東地、等しく仏印(ぶっちん)を持し、一(もっぱ)ら宗風を擅(ほしいまま)にす。唯打坐を務めて、兀地に礙(さ)えらる。万別先差(まんべつせんしゃ)と謂うと雖も、祇管(しかん)に参禅弁道すべし。」
【坐禅において、頭が賢い人とか、ものわかりが良い悪いとかを選びません。利発であったり鈍感であったりの分け隔てることもありません。ただひたすらに信じて、一心に坐禅に励めば、それが本当の道の実践と言うものです。坐禅は修行でもあり悟りの姿でもあり、特別なものでもなく、難しいものでもない。心静かに坐ることで、あらゆる物事に対応しつつ動揺しないでもいられるものです。
大体において、お釈迦さまの世界、その他のあらゆる仏の世界(自界他方)、インドや中国、朝鮮や日本でも必ず坐禅を続け、禅の門風を振るってこられたのです。ただただ、無心に坐るということは、静寂な心にさまたげられて、他に目を奪われることにはなりません。多種の人類多様な仏道修行がありますが、心迷わず坐禅すべきである。】
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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