2021.04.01
曹洞宗の教義内容を書かれている経典である
『修証義』(しゅしょうぎ)
道元禅師さまの教えが書き残されている
『正法眼蔵』の本文をもとに編集されております。
修証義は、全五章、31節、3704字にまとめ上げられております。
その冒頭は、
「生(しょう)を明(あき)らめ死を明らむるは仏家一大事(ぶっけいちだいじ)の因縁なり」
とあります。
生とはなにか、死とはなにか。
私たちは何のために生まれ、どのように生きて行くべきなのか。それを少しでも明らかにすることが仏道を行く者である私たちのつとめなのである。と言っております。 これは、仏道を歩むものだけではなく、人として生まれてきた私たち全ての人が考え続ける事なのかもしれません。なので「一大事」と最も大切で重要なことと示されているのではないでしょうか。紆余曲折しながらも前に進む精進、今を大切にする教えでもあります。
木版(もっぱん)と言う時を告げるために打ち鳴らす木の板に書かれている言葉は、
「大衆に白(もう)す
生死事大(しょうじじだい)
無常迅速(むじょうじんそく)
各宜醒覚(かくぎせいかく)
慎勿放逸(しんもつほういつ)」
時は人を待たずにすみやかに流れる
無駄に時間を費やすことなく今の修行に励み一大事に向き合うのである。
と言う戒めであります。
今を大事にです。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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