曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2020.06.17

卒塔婆

卒塔婆供養のすすめ

お塔婆とは「卒塔婆」と書き、古代インドの言葉サンスクリット語では「ストゥーパ」と言います。

お墓に建てますお塔婆は、頭部が独特の形をしていますが、これは宝珠・半円・三角・円・方の五輪塔を模したものです。

【空 風 火 水 地 】という、宇宙の構成を表す五つの要素であり、仏身を表しております。

塔婆供養の功徳とは

  • お塔婆はそのまま仏さまのお姿とされ、建立することで仏像 仏さまを建立する事と同じ功徳をもたらします。
  • お塔婆を見ることは、人と仏さまとは五輪(頂・面・胸・腹・膝の五処)の姿や形が同じとして仏さまの心を目覚ますはたらきを持っています。
  • お塔婆建立により仏さまに対する敬う心や報恩感謝の心がうまれます。
  • お塔婆供養としての回向(功徳を廻らす)を読み込むことで、故人さま仏さまを安楽の境地へと導き、その功徳が建立したものへと廻らします。
  • お塔婆建立により、志すところの霊位だけでなく、ご先祖さまや塔婆建立を目にする皆の利益を及ぼすことができる。
  • お塔婆建立により、お塔婆を身に現じたとされ、お塔婆それ自身が供養身・真体(形がないので応現できる)ともなります。

 

私たちは、血縁だけでなく多くのご縁によってつながっております。

亡き後も、故人さまと私との間には心と心で固く結ばれております。

ですので、見えずともお花を飾りたい、飲まずともお水をお供えしたい、答えずとも語りかけたい。

というように、見えないものにつくし、見返りを求めないですることが本当のご先祖さまや故人さまに対するご供養であり、人間としてとても大事なことです。

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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