2019.02.14
お釈迦さまは2月15日に80歳のご生涯をとじられました。
いろいろと本を読みますと、
阿難と共にシャバラ塔の下に来られたとき
天上から悪魔(天摩波旬てんまはじゅん)が降りてきて
「早く入滅せよ」と勧められたが、
お釈迦さまは、「自ら死すべき時を知っている。今より三ヶ月後、
クシナガラの沙羅双樹の間において入滅するであろう」
こう宣言された時、大地は一時に震動した。
ここから最後の旅に出るのです。
お釈迦さまが入滅に選んだクシナガラは、
今はさびれた地とはいえ、昔は大きな都があり、前生では六度、
王としてこの地を治めていたようです。
また、なぜ河のほとりでなのか?という質問にたいしては、
「人は死ぬ覚悟ができていないから迷うのだ。私がこの河のほとりで涅槃に入るのは、人間の命は水の流れのように少しもとどまることなく、昼夜静止することなく縮まり失せてゆくことを、この河の流れで知らしめるためである」
また、涅槃図を見ますと、
八本の沙羅双樹がありますが、これは、仏の自在神力を示すものであり、
四本はご説法が終わるとたちまち枯れ、他の四本は青々と栄えた。
これが、四枯四栄(さしこしえい)と言います。
お釈迦さまの色身、肉体は涅槃に入りたまえど(四枯)、説かれし仏法は後世に残りて栄える(四栄)ことを言います。
大本山永平寺東京別院の涅槃図
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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