曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2019.06.29

四華花(しかばな)、四華(しか)、
四花、死花、紙花など、
さまざまな呼び名がありますが、
白い紙に横に細かく切れ目を入れて、
細い棒に巻きつけた葬具の一種です。

「平家物語」の冒頭に
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」
とあるように、
お釈迦様は入滅の場所として
沙羅の双樹の咲いている場所を選ばれました。
そのとき沙羅双樹は
真っ白に変化し、
八本あったうちの四本は瞬く間に枯れ、
残る四本の沙羅は栄えるように咲いたと言われています。
これを「四枯四栄」と言います。

インドの沙羅は大木で、
花は黄色っぽい色をしているそうですが、
日本では夏椿と言い
花が咲いてもすぐにその花が散ってしまうことから、
儚さの象徴にもなっています。
四華花は、沙羅双樹が悲しみのあまり、
真っ白な花を咲かせ、
真っ白に枯れてしまったことに由来しています。


お釈迦さまが悟られた地の
沙羅の木です。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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