2018.08.06
「施食(せじき)二十五流幡」
六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)の一つである
餓鬼道に堕ちて苦しんでいる無縁仏を
供養する法要が「施食会」です。
曹洞宗では、お盆やお彼岸や年回法要にも行なわれます。
禅宗では「生飯」(さば)
という施食作法(食べ物を施す作法)があります。
これは食事のときに、七粒ほどの米粒を施食するもので、
誰からも供養を受けられない亡者や、
生前に犯した罪により餓鬼道に堕ちて、
飢えて苦しむ亡者たちに食べ物を施す作法です。
この施食二十五流幡には、施食会にて読まれる
「甘露門」の発願文(ほつがんもん)が書かれています。
五色には、それぞれの意味が込められています。
青(緑)は「如来の毛髪の色」心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く禅定(ぜんじょう)を表わします。
黄は「如来の身体の色」豊かな姿で確固とした揺るぎない金剛(こんごう)を表わします。
赤は「如来の血液の色」大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない精進(しょうじん)を表わします。
白は「如来の歯の色」清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める清浄(しょうじょう)を表わします。
樺(黒・紫)は「如来の袈裟の色」あらゆる侮辱や迫害や誘惑などに耐えて怒らない忍辱(にんにく)を表わします。
お寺に行かれた際には是非ご覧ください。
↓の写真は、私がお世話になりました
札幌の浄国寺さまです。本尊さまは弥勒菩薩さまです。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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