曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2018.08.04

お盆飾り

お盆飾りのまつりかた
    
◇ 初盆・盆まつり ◇
四十九日が明けてから、最初に迎えるお盆のことを
「初盆」と言います。
亡き人への〝追慕の心情も深く〟ふだんのお盆よりも、
念入りにお勤めします。

お盆のまつり方は、お宗旨や地域によって多少かわりますが、
ご先祖さまを我家にお迎えして供養する
日本古来の「伝統行事」です。

◇ 迎え火・送り火 ◇
八月十三日の夕方に、
帰宅の目印として家の入口にお迎えの火を焚き
心静かに合掌して、ご先祖様をお迎えします。

同様に八月十五日の夕方には、お見送りの送り火焚きます。

◇ 茄子の牛・胡瓜の馬 ◇
割箸かオガラ(8㎝位)8本用意します。ナスに4本、
キュウリ4本を差し込んで足(あし)にします。
昔から〝茄子の牛には荷物、胡瓜の馬には、
ご先祖様が乗って来る〟と言われます。
子供やお孫さんと一緒に作りましょう。

◇ 迎えお盆には「お水」が一番大事なお供物です。

◇ 水の子 ◇
茄子と胡瓜(少量づつ)を「みじん切り」にして、
お洗米(少量)と「混ぜ合わせて」小鉢に入れます。

◇ 盆提灯 ◇
冥途の「無明」(暗闇)に迷わないように
「常夜灯」(光明)を灯します。

◇ 生菜・乾菜(五菓)◇
「山菓」(果物類)山になる木の実、ブドウ、林檎、梨、西瓜など
「海菓」(海草類)昆布、ひじき、寒天など
「畑菓」(生菜)茄子、胡瓜、大根、人参など
「加工菓」(乾菜)お素麺、干し椎茸、かんぴょう、高野豆腐など
「田菓」(菓子類)お饅頭、砂糖菓子、お赤飯、お餅などを、半紙を敷いた
「おぼん」(1~2枚)に体裁よく盛ってお供えします。
  
◇ お霊膳 ◇
精進料理の〝真心を込めた手料理〟は、何よりのご供養となります。
ご先祖様に「本膳」として一膳、
無縁仏や三界万霊様に「お相伴膳」として一膳お供えします。

◇ みやげ団子 ◇
白玉粉で小さなお団子(五~十個)を作り〝みやげ団子〟として、
十五日に最後のお供えにします。 

◇ 百味の飲食(おんじき)◇
故人の好きだった食べ物や、旬のご馳走など沢山の
「飲食物」をお供えして供養することを
〝百味の飲食供養〟と言います。
お酒や煙草などの嗜好品は「封」を切らずにお供えしましょう。

お酒やおビール、お肉やお魚などをお供えしたい場合は、
お仏壇以外の場所に「陰膳」(かげぜん)にします。
また、中国では古来より
〝白桃(はくとう)には邪鬼払いの霊力があり、
餓鬼衆は近づくことが出来ない〟と言われてるそうです。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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