2017.05.14
洗顔ですが、毎朝起きましたら顔を洗うことはごく自然な行いかと思います。
曹洞宗を開かれました 道元禅師さまが書き残された『正法眼蔵』という書物の中に「洗面」という巻があります。
この「洗面」の巻では、顔の洗い方も大事な修行のひとつ」として記されております。
顔を洗うときには、桶を使い、額からまゆ毛・目・鼻・耳・あご・ほほを丁寧に洗うことが示されています。また、そのときには、よだれやつばなどを桶の中には落とさず、水を無駄にしたり、周囲を汚さずにするようにするといった注意書きもされております。
水を大切にする心がけや、修行の場でありますので、自分1人ではない場所ですので、他人に対する心づかいも考えられております。
「顔を洗って出直す」という行いは、顔の表面の汚れを取り除くことだけではなく、気持ちをも新たにすることです。今日1日が始まる 新たな気持ちで開始するためといった大切な意味も含まれているのですね。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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