曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 曹洞宗 > 承陽塔銘

曹洞宗

2020.10.28

承陽塔銘

峨山禅師の撰文です。

風化や損傷がひどく、昭和45年(1970年)9月29日に復刻再建されたものです。

【読み方】

越前の国志比庄吉祥山永平全般的寺は、佛法禅師道元和尚開闢(かいびゃく)の真跡(しんせき)にして、勅許紫衣を賜うの法窟、日本曹洞根起の大本山なり。二世懐奘及び徹通、吾が先師瑩山に到って四世、正法展々、支葉聯綿(しようれんめん)たり。その徒皆宗乗を演暢(えんちょう)し権実兼ね行ふ。吾また瑩山の示誨を受け、肇めて永平の的意を得たるなり。吾が法徒たる太源・通幻・無端・大徹・実峰すべて玄門を遠く邇(ちか)く闢き、法輪の枢機を執ふ。諸宗服膺(ふくよう)する者海の湧くが如く、為に鳥を駆る者雲の従うが如し。ああ世尊の正法眼、扶桑揚げて赫々たるは、おさめて元和尚傑出の故なり。故に児孫は深く永平の禅味を甘ひ、各自法乳の恩を知りて、長くまさに祖山の栄光を憶ふべし。もし、真跡をして、荒撫(こうぶ)の地に著(つ)かしむる者は、永平の児孫たらず。菩薩の子は勉むべし。

貞治二年(1363年)八月二十八日

古佛第五の法孫峨山、再び塔を礼して香を焚き謹んで記す

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

カテゴリー

最新の投稿

アーカイブ