2021.04.30
本尊上供(ほんぞんじょうぐ)
私たちの曹洞宗では、法要の始めにまず
般若心経を読経いたします。それは、安心(あんじん)の帰依処であられる
一仏両祖に供養いたします。
お経をお唱えした後にはその功徳が廻らされる回向文があります。
また、一仏両祖(いちぶつりょうそ)とは
御本尊さまであられるお釈迦さまや
曹洞宗の御開山(大本山永平寺)であられる高祖常陽大師(こうそじょうようだいし)道元禅師さま
多くのお弟子を育てられ、道元さまの教えを広く普及された
四世 (大本山總持寺開山)太祖常済大師(たいそじょうさいだいし)瑩山禅師さまです。
般若心経の後読まれる回向である
本尊上供の内容は
「一仏両祖に供養し、この上ない仏の位に達しているおさとりの徳を
いよいよ清らかなものにいたします。
そして願うところには、この世のすべてのご恩はもとより、仏法僧の三宝への報恩
すべての世界の生きとし生ける人々が救われ、同じく仏さまの智慧がまどかにそなわりたいものです。
そして、心から願い祈るところは、
各々の家門繁栄、子孫が絶えることなく続き、災難や災いの障害がなくなり、
皆が幸せでいられますように」と
般若心経のあとに読まれています
本尊上供(回向文)の意訳です。
四月もまもなく終わりです。五月もよろしくお願いします。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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