2023.11.12
11月8日
八王子市仏教会青年部にて
塗香香習会開催しました
まず初めに復習として仏教とお香は密接な関係であるということ
また、時代により趣味のお香としてたしなまれてこられ
江戸時代にお線香の普及
明治時代には欧化政策で疎外され
空薫の衰退や線香焼香の煙たさで嫌がられてきてしまった
塗香(ずこう)は密教ではとても使われているものです
今回は沈香配合の塗香を作ってみました
清淨で心安らぐ調合が何とか出来ました
2023.11.05
祝祷日のワンワンワン
青年会の一歩の会で【塗香ずこう】香習会をさせて頂きました
塗香は基本
身心を浄める「清浄」の際に用いる物です
お釈迦さまが誕生された2500年前には存在されたとされてます
仏教伝来である538年より
日常的に使われていたともされております
中でも
密教系である宗派では法要儀礼では用いられ作法や功徳が書き残されております
古書には「五分法身」(ごぶほっしん)
これは五輪塔や卒塔婆でも、同じ
五大である「空、風、火、水、地」にあたります
塗香の功徳として
「塗香を身に塗れば生死煩悩を離れ、不浄を除き清浄たる身となって諸仏との契印等を結ぶ、これによって塗香を用いるなり」
とも記されております
この五大や五分法身より
五大を五香ともされ
五香といえばいろいろありますが
【沈香、白檀、丁子、龍脳、ウコン】
他にも
名香として【沈香、白檀、丁子〜〜】もあります
丁子(ちょうじ)は特に密教では必要不可欠な物です
丁子のお風呂やお供えをするときにも
丁子を使用してます
11月8日15時より
八王子仏教会青年会の塗香香習会です
もしこのブログを見て参加されたい方は
私にメッセージください
2023.11.04
『観世音菩薩御詠歌』の「慈光」の歌詞は
「たのもしな あまねき法(のり)の 光には 人の心の 闇ものこらじ」です
この歌詞は
日蓮宗僧侶の日政上人=元政上人が詠んだ歌詞です
先日八王子市仏教会青年部で
身延山久遠寺へ研修に行った際
ふと思い出しました
私が2013年、梅花流本庁主催講習会を受講した際
佐藤俊光老師の作製された資料に「慈光」の歌詞解説などがありました
寛文7年、元政(日政)上人の母が亡くなった際
親交のあった人から五首の和歌が送られ
これに対して五首の返事をおくられました
四首は母への「悲しみ」を詠まれておりましたが
もう一首は
母への感謝と報恩の心へと立ち直らせているような趣を詠まれております
この一首が、曹洞宗梅花流詠讃歌
観世音菩薩御詠歌「慈光」の歌詞となっております
日政上人=元政上人の母は観音さまへの信仰がとても熱心な方だったそうです
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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