曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

仏さま

2022.06.01

水無月

6月となりました

 

この方を誰だがわかるだろうか?

本堂の向かって右側にて

右手をかざし、椅子に腰掛けているのだか

菩薩さまであり

招宝七郎大権修理菩薩(しょうほうしちろうだいげんしゅりぼさつ)と言います

中国浙江省の寧波府(ニンポー)定海県(ていかい)にあった

貿易の盛んな場でもあり宝を招く山

招宝山(候涛山こうとうざんとも言っていたようです)に航海の安全を願う神として祀られていた

別名に 山の神や七郎権現(しちろうげんごん)とも呼ばれていた

この地は、遠く朝鮮や日本を望むことができる海に臨んだ山のようです

曹洞宗だけが祀る大権修理菩薩

道元禅師さまが宝慶3年(1227年)の冬

本師如浄禅師さまから正法を授かり帰国される際

正法を護るため道元禅師さまの航海を護られた仏さまなのです

物語によれば、

同行となれば身体を小さくして欲しいと求めたところ

三寸ばかりの白蛇となり鉢(応量器)に身を収められたとされてます

 

道元さまのお言葉

2022.05.31

中陰

中陰(ちゅういん)とは

仏さまの世界へと移行する期間であり道である

その期間が49日とされております

それは古くインドにおける輪廻思想から生まれたものとされ

死後7日毎にそれぞれの裁判官のような方(例えば皆さまがイメージしやすい閻魔さま)の裁きを受け次の生が決まる(十王信仰) とされがちですが

亡き方がお釈迦さまのいる仏の世界に至るまでの準備修行期間としてます(十三仏信仰)

49日もの間

寂しく不安な亡き故人さまを、励ます意味でも私たちができることは

「ありがとう」などの感謝をあらわす供養です

お水やお茶、お膳、好きだっ果物や御菓子などを供え

きれいな生花をお供えし

ろうそくに火を灯し、お線香を手向け

心静かに合掌

これを【利(り)の供養】と言います

最近ではご葬儀の同日に

初七日を繰上げておこなうことが大変多くなりました

この初七日を初願忌(しょがんき)とも呼んでおります

仏さまの世界へと向かう願いをおこす

という意味でもあります

高祖承陽大師道元禅師さまは

常日頃から「三帰戒(さんきかい)」という

『南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧』

(なむきえぶつ ほう そう)

を唱えることが大切であるともされております

さらには、生命が尽きたとしても

三帰戒を唱えることにより

必ずや仏の世界へと導いてくださるとも言われております

 

 

お香

2022.05.31

お香

私がお香の勉強に精進させていただいております

薫物屋香楽さんhttps://www.m-karaku.com/

先日、モノづくり✕マチあるき

『モノマチ』というイベントがあり

3日間で約400人の来場

今回初めてお香作り体験教室ワークショップに携わりました

緊張はありませんでしたが

来た方々が私の指導で満足してもらえるかな

という不安はありました

時間で区切ることもないので

完成までしっかりとお香の良さを伝えながらも

どんな所で焚くのか、香りを楽しむのか

どんな感じの時に聞きたいのか

まったく同じ内容の方がいないので

とても良い経験ができました

実は私もチラッと写ってます

私も早く教える場所を築きたいです

境内整備

2022.05.27

蓮の憂い

今年から蓮をあらためて植付けしました(戒翁寺)

お盆に向けすくすくと育ってくれることを祈ります

 

 

法要

2022.05.21

仏前結婚式

本日は

日頃からお世話になっております

館町龍見寺さまにて

仏前結婚式のお手伝いをしてきました

梅花流の結婚讃歌

私はお唱えできませんが

とても良い事を改めて感じながら

お二人の祝福のお手伝いが出来ましたこと

本当に嬉しく思います

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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