曹洞宗 常圓山 皎月院

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修証義 お経

2022.10.31

修証義

私たち曹洞宗独自のお経であり、宗典として

『修証義』(しゅしょうぎ)があります

修証義というお経ができたのは明治23年(1890年)の12月1日です

まもなく公布され133年になります

この修証義というお経は

御開山道元禅師さまが書き残された

『正法眼蔵』というとても難しい哲学的な書物より抜粋されてできておりますが

私たちにも何とかわかるようにと作られたお経ですので

是非ともご法事では一緒にお読みしたいと思っております

修証義は

第一章 総序(仏教の基本的立場)

第二章 懺悔滅罪(本証) 第三章 受戒入位(本証)

第四章 発願利生(妙修) 第五章 行持報恩(妙修) とされ

第二章から五章までを「四大綱領(しだいこうりょう)」としております

四大綱領とは曹洞宗の教義です

・懺悔滅罪(さんげめつざい)とは、仏教を信じて自分を見つめなおし反省し、迷いのない生活をしなければならないと言うこと

・受戒入位(じゅかいにゅうい)とは、生活をする上で規則やルールといった約束を守り、正しい毎日を送らなければならないと言うことです

・発願利生(ほつがんりしょう)とは、自分だけのことを考えるのではなく、いつも周りの皆が幸せに生きていくことを願い心がけなければならないと言うこと

・行持報恩(ぎょうじほうおん)とは、お釈迦さまのです教えを学び、その教えを実践していき、日頃から感謝の気持ちをもちながら生活をしなければならないと言うことです

 

禅のことば お経

2022.08.31

洗面

道元禅師さまは、日常生活や行持を大切にされとても綿密であられます

『正法眼蔵』の「洗面」の巻きに偈があります

 

  • 「手執楊枝しゅじょうようじ  当願衆生

心得正法しんとくしょうぼう  自然清浄じねんしょうじょう」

[手に楊枝を執らば  当に願うべし、衆生

心に正法を得て、自然清浄ならんと]

 

  • 「晨嚼楊枝しんしゃくようじ  当願衆生

得調伏牙とくちょうぶくげ  噬諸煩悩ぜいしょぼんのう」

[晨(あした)に楊枝を嚼まば  当に願うべし、衆生

調伏の牙を得て、諸々の煩悩を噬(か)まんと]

 

  • 「澡漱口歯そうそうくし  当願衆生

向浄法門こうじょうほうもん  究竟解脱くぎょうげだつ」

[口歯を澡漱せば、当に願うべし、衆生

浄き法門に向いて、究竟じて解脱せんと]

  • 「以水洗面いすいせんめん  当願衆生

得浄法門とくじょうほうもん  永無垢染ようむくぜん」

[水を以って面を洗わば  当に願うべし、衆生

浄き法門を得て、永く垢染無けんと]

インド ガンジス川

お経

2022.08.28

施財の偈

施財の偈(せざいのげ)とは

供養のお施主さんより施財があったとき

托鉢で施財を受けたときなどで唱える偈文です

「財法二施 功徳無量(ざいほうにせ くどくむりょう)

檀波羅蜜 具足圓満(だんばらみつ ぐそくえんまん)」

財と法との二施は 功徳無量である

檀波羅蜜 具足圓満す

 

布施は六波羅蜜の1つでもあり

梵語では檀那波羅蜜、檀度ともいいます

檀那(だんな)とは施しの意味でもあり波羅蜜には度の意味があります

その度とは煩悩の此岸より彼岸へ渡すという意味です

また曹洞宗の経典である修証義

その第四章にも重要であることが掲げられています

お経 観音さま

2022.04.23

観音さま

観音菩薩が説かれたお経というのは

2つに分けられます

観音さまの由来や功徳をおおまかに説くものと

それぞれに変化された観音さまが個別に説かれたものに

由来や功徳を説かれたお経で有名なものは

『法華経』の第25章の

「観世音菩薩普門品」です

王者や僧侶、女性など

どんな姿へも変化して救いを求めている人を助ける(これが三十三種類なので三十三観音となる)ことを説かれております

「般若心経」も観自在菩薩(観音さま)の言葉から始まるお経で、徳を讃えるお経でもあります

(冒頭より   観世音菩薩である観音さまが、智慧の完成の道を行じた時、物質的と精神的のすべては空であると明らかにされすべての苦厄を除かれた)

他にも「延命十句観音経」もあります

〈聖観世音菩薩〉

初めて知りましたが

観音さまの前世のゆかりを説かれている経典があるようで

『観世音菩薩授記経』や『悲華経』のようです

 

 

お経 仏さま

2021.11.06

誓願文

仏教徒の四つの弘いお誓いかあります

『四弘誓願文』

「衆生無辺誓願度 煩悩無尽誓願断

しゅじょうむへんせいがんど ぼんのうむじんせいがんだん

法門無量誓願学 仏道無上誓願成

ほうもんむりょうせいがんがく ぶつどうむじょうせいがんじょう」

【苦しみ悩む人々は、数限りなくいるが、教えを弘め救うことを誓います

煩悩がどれほど多くても、必ずたち切ることを誓います

仏さまの教えは、はかり知れないほど多くても、必ず学ぶことを誓います

仏さまの教えは、どんなに高くても、学びつづけ成就することを誓います】

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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